こんにちは。
五島で新生活をはじめてバタバタと過ごしているうちに、
はや2週間が過ぎようとしています。
新人の広報担当 まさ です。
実は、こんなことを言ってよいかわかりませんが、
私は長崎出身ではあるものの四国に長く住んでいたため、
個人的にはうどんといえば讃岐うどんの方が馴染みがありました。
そんな私からすると、五島うどんのイメージって、
やっぱりなんといっても「細い」ということ。
だけど、食べてみると適度なコシがあるので旨味もしっかり感じられる、
言ってみれば五島うどんって「ハイブリッドうどん」なんですよね。(ドヤ顔)
この美味しさは、他のうどんや、ましてそうめんとは全く違う、
唯一無二といえるのではないでしょうか。
暖かいかけうどんでも、冷たいつけ麺でも、そして五島うどんといえばの地獄炊きでも!!
「ハイブリッドうどん」だからこそ、お好みに合わせていろんな食べ方にも合ってしまうんです♪
ということで!
今回は、新人広報担当として、
五島うどんの「細さ」の秘密に迫る工場見学をさせていただきます!
小麦粉と虎屋の塩と椿油とを練った大きな生地のかたまりを、
まずは直径10センチ強くらいの太くて長~い麺状にのばすところから。
ゆっくり少しずつ、伸ばす工程を繰り返します。 このあたりで麺の太さは直径3センチほど。
さらに伸ばしながら、2本の棒に八の字に巻き付けていきます。
真っ白できれいです。 うどんはやわらかくてひんやりしていました。
工場は小麦の良い匂いでいっぱいだし、
なんだかこのまま食べてもモチモチしてておいしそう…。
昔、家でクッキーを作っていた時に、子どもが横から手を出して、まだ焼いていない生地を食べちゃったことを思い出してしまいました。
この棒をグーンと引っ張って、また麺を伸ばします。
湿度などの影響もあり、うどんのやわらかさは毎日違っているそう。
その日のうどんの状態に合わせて、ひとつひとつの工程のなかで調整しながら伸ばしていきます。
またさらに別の機械に通して、最終段階へ。
こんなに伸びました。
真っ白なすだれみたい。
この状態で乾燥させます。
うどんは待ってくれないので、作り始めたらここまで中断することができません。
ひとつの工程が終わるとすぐ次の工程へ、細く長く伸ばす作業を繰り返して、ノンストップで行います。
ひとばん乾燥したら、同じ長さに切って、点検して、袋詰めしていきます。
ここでやっと、私の知っている五島うどんの姿になりました。
うどんづくりの熟練の皆さんが、慣れた手つきで各工程を次々とこなしていく姿は本当にかっこいい。
生地をこね始めてから伸ばし続ける作業の間ずっと、それぞれの工程で細心の注意を払いながらその日のうどんと向き合うのは、大変神経を使うものです。
その真剣な表情から、積み重ねた経験に基づく、確かな矜持が感じられました。
さて!
細さと適度なコシを併せ持つ“ハイブリッド五島うどん”ですが、
そのハイブリッドの秘密が、ちょっとだけでも、わかっていただけましたでしょうか。
そして、なんだか食べたくなっちゃったなぁ、と思っていただけているととっても嬉しいです。
虎屋のものづくりの秘密に、これからもまだまだ迫っていきますよ!
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